マンション外壁タイル問題解決ガイドライン研究会について

近年、マンションの外壁タイルの剥落・落下事故が後を絶ちません。これは、居住者の安全を脅かすだけでなく、マンションの資産価値を著しく低下させる深刻な問題です。

このような事態を受け、私たちは「マンション外壁タイル問題解決ガイドライン研究会」を発足するに至りました。本研究会は、マンション外壁タイル問題に関する専門家、関係者、そして住民の方々が集い、現状の問題点や課題を共有し、解決策を探るためのプラットフォームです。

本研究会の目的

  • 現状把握と情報共有:
    • 外壁タイル剥落事故の現状、原因、法的責任、解決事例などを調査・分析し、情報を共有します。
    • 最新の技術動向、法規制、判例などを収集し、会員に提供することで、問題解決に役立つ知識の普及を図ります。
  • ガイドラインの策定・改訂:
    • 調査・分析結果に基づき、外壁タイル問題解決のための包括的なガイドラインを策定、または既存ガイドラインの改訂を行います。
    • ガイドラインは、マンションの規模や築年数、外壁材の種類など、様々な状況に対応できるよう、実用性を重視した内容とします。
  • 関係者間の連携強化:
    • 管理組合、施工会社、設計事務所、コンサルタント、弁護士、行政など、関係者間の情報交換や意見交換を促進し、連携を強化します。
    • 関係者間の相互理解を深め、問題解決に向けた協力体制を構築することで、より効果的な対策を推進します。
  • 啓発活動:
    • 外壁タイル問題に関するセミナーや講演会などを開催し、住民への啓発活動を行います。
    • 問題の深刻さ、早期発見の重要性、適切な対応方法などを分かりやすく解説することで、住民の意識向上を図ります。

本研究会の活動

本研究会は、以下の活動を通して、マンション外壁タイル問題の解決に貢献していきます。

  • 定期的な会合・勉強会の開催
  • 専門家による講演会・セミナーの開催
  • ガイドライン策定・改訂のためのワーキンググループ活動
  • 関係機関への提言
  • 情報発信(ホームページ、会報誌など)

私たちは、本研究会が、マンションの安全・安心な暮らしを守るための、そして、マンションの資産価値を維持するための、重要な役割を担うことができると信じています。

2024年11月

建築・不動産取引問題に関する第三者委員会・CSR企業適正評価委員会

マンション外壁タイル問題解決ガイドライン研究会